英国のエイボン縦断的親子研究に登録された小児ないし青年期のデータを有する7924例を対象に、易怒性(irritability)に発達を背景にした複数の型があるという仮説を発生遺伝学的アプローチで検証した(ALSPAC試験)。 その結果、低易怒性、易怒性の低下、易怒性の増加、小児期後期限定的易怒性、持続的易怒性と5つの易怒性の種類を特定した。早期発症持続性易怒性は、男性優勢、小児ADHD(オッズ比108.64、95%CI 57.45-204.41)およびADHD多遺伝子リスクスコア(PRS)との関連を認めた(同1.31、1.09-1.58)。青年期発症の易怒性増加が、女性優勢、青年期のうつ病(同5.14、2.47-10.73)およびうつ病PRSと関連を認めた(同1.20、1.05-1.38)。 ...
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