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頸髄損傷後早期の神経移行術で上肢機能が回復

2019年8月2日  Lancet

運動レベルC5以下の頸髄損傷後早期(受傷後18カ月未満)の四肢麻痺患者を対象に、上肢機能回復に対する神経移行術の効果を前向き症例集積研究で検討した。 外傷性脊髄損傷患者16例(27肢)に59件の神経移行術を施行し、そのうち10例(12肢)で腱移行術を併用した。術後24カ月時、上肢機能を評価するARAT総スコア中央値(24カ月時34.0点 vs. ベースライン16.5点、P<0.0001)および手指屈伸筋評価のグーパーテスト総スコア中央値(125.2点 vs. 35.0点、P<0.0001)が、有意に改善した。脊髄障害自立度評価法の平均総スコアは、最小可検変化量および臨床上意味のある最小重要変化量よりも大きく改善した。 ...