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短期DAPT、標準・長期DAPTより有害事象少ない

2019年8月2日  British Medical Journal

薬剤溶出性ステント(DES)を用いたPCI後の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)の施行期間別有効性と安全性を比較した無作為化試験17件(4万6864例)のデータを基に、同療法の至適施行期間を系統的レビューとネットワークメタ解析で検討した。 その結果、6カ月未満の短期DAPTに比べ、12カ月超の長期DAPTでは大出血(オッズ比1.78、95%CI 1.27-2.49)と非心臓死(同1.63、1.03-2.59)の発現率が高く、標準DAPT(12カ月)では全出血(同1.39、1.01-1.92)の発現率が高かった。新世代DES留置患者では、短期より長期で全死因死亡率が高かった(同1.99、1.04-3.81)。 ...