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入院後合併症削減策、罰金に有意な効果なし

2019年8月5日  British Medical Journal

米国で3238の急性期病院(患者1547万344例)を対象に、米国入院後合併症削減プログラム(HACRP)の罰金が患者の臨床転帰に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。2015年に罰金を科された病院708施設を解析対象とした。 罰金を科された病院は大規模な教育病院が多く、罰金のなかった病院と比べ社会経済的地位の低い患者の割合が多かった。HACRPの罰金は1000件当たりの入院後合併症-0.16(95%CI -0.53-0.20)、30日間の再入院率-0.36%(同-1.06-0.33%)、30日間の死亡率-0.04%(同-0.59-0.52%)の有意ではない変化と関連がみられた。病院の特性による明確な臨床的改善パターンは観察されなかった。 ...