身体障害がない地域在住の65歳以上高齢者330例を対象に、慢性腎疾患(CKD)と歩行障害の関連を検討した。eGFRが60mL/分/1.73m2以上をCKDと定義した。 その結果、参加者の41%がCKDだった。CKD患者は歩行速度が遅めで、歩幅が小さく、歩行サイクル中の立脚期と両脚支持期が長かった。eGFR低値に歩行サイクル異常の重症度と独立した関連がみられた(eGFRが10mL/分/1.73m2低くなるごとに歩幅3.6cm減、遊脚期0.7%減、両脚支持期1.1%増)。 ...
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