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研修医の労働時間減っても患者転帰に影響みられず

2019年8月7日  British Medical Journal

米国で入院患者48万5685例を対象に、2003年の卒後医学教育認定評議会(ACGME)による初期研修医の労働時間改正が患者転帰に及ぼした影響を後ろ向き観察研究で検討した。 その結果、研修期間中の労働時間改正への曝露に30日死亡率および再入院率、入院費用の統計的有意差との関連を認めなかった。完全曝露の1年目の内科医が(2006年以降に研修を修了)治療した患者群、一部曝露または曝露なしの1年目の内科医が(2006年までに研修を修了)治療した患者群の転帰比較を10年目内科医(曝露なし)による治療患者を対照とした差分の差分法で解析すると、調整後差分の差分推定量は-0.1%ポイント(P=0.68)、30日再入院率では0.1%ポイント(P=0.87)、1件当たりの入院費では-46ドル(P=0.06)だった。 ...