片頭痛発作のrimegepant、プラセボより有効

1年以上の片頭痛の既往を有する成人1466例を対象に、1回の中等度または重度の片頭痛発作に対する治療としての小分子カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗薬rimegepant 75mg口腔内崩壊錠の有効性、安全性および忍容性を二重盲検無作為化プラセボ対照第III相試験で検討した。 その結果、修正intention-to-treat解析（対象1351例）で、投与2時間後の疼痛消失率はrimegepant群21％、プラセボ群11％（P＜0.0001）、最もつらい症状の消失率はそれぞれ35％、27％（P＝0.0009）だった。特に発現頻度の高い有害事象は悪心（rimegepant群2％、プラセボ群1％未満）および尿路感染症（両群とも1％）だった。重篤な有害事象は見られなかった。 ...