COPD急性増悪時のCPR検査で抗菌薬処方減

慢性閉塞性肺疾患（COPD）の急性増悪患者653例を対象に、不要な抗菌薬処方削減へのC反応性蛋白（CRP）のポイント・オブ・ケア検査の有用性を非盲検無作為化比較試験で検討した（PACE試験）。 その結果、CRP群はCRP検査を実施しない通常ケア群に比べて、無作為化後4週以内にCOPD急性増悪に対する抗菌薬使用を報告した患者が少なかった［57.0％ vs. 77.4％、調整オッズ比0.31（95％CI 0.20-0.47）］。無作為化後2週時点の臨床COPD質問票［COPD関連の健康状態10項目を0（極めて良好）から6（極めて不良）で評価］の合計スコアの調整後平均差は－0.19（両側90％CI －0.33-－0.05）で、CRP群で良好だった。 ...