抗凝固療法中のコールドポリペクトミーで大出血増えず
2019年8月12日
Annals of Internal Medicine
日本国内30施設で抗凝固薬を服用中の1cm未満の無茎性大腸ポリープ患者184例を対象に、周術期ヘパリン橋渡し療法+ホットスネアポリペクトミー(HB+HSP)に比べた抗凝固薬継続投与+コールドスネアポリペクトミー(CA+CSP)の出血転帰の非劣性を無作為化比較試験で検討。主要評価項目はポリペクトミーに関連した大出血の発生率で、劣性マージンは-5%だった。 ポリペクトミーに関連した大出血の発生率は、HB+HSP群12.0%(95%CI 5.0-19.1%)、CA+CSP群4.7%(同0.2-9.2%)だった。群間差+7.3%(同-1.0-15.7%)で、両側90%CIの下限値は0.4%となり、CA+CSPの非劣性が示された。平均処置時間および入院期間はCA+CSP群で短かった。 ...
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