高血圧閾値130/80mmHgでも心血管リスクに影響
2019年8月13日 New England Journal of Medicine
一般外来患者130万人のデータを基に、収縮期血圧（SBP）および拡張期血圧（DBP）と心血管転帰の関連を多変量Cox生存解析で検討した。 その結果、高血圧閾値をSBP 140mmHg以上、DBP 90mmHg以上とした場合のSBP高値およびDBP高値の持続的負担は複合評価項目（8年間での心筋梗塞、虚血性または出血性脳卒中）発生を独立して予測した（zスコアの1ユニット増加ごとのハザード比1.18、1.06）。SBP 130mmHg以上、DBP 80mmHg以上を閾値とした場合、SBPおよびDBPを予測因子とした場合のいずれでも結果はほぼ同じだった。 ...