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尿崩症の診断、コペプチン測定が高精度

2019年8月13日  Lancet

18歳以上の多尿、中枢性尿崩症または原発性多飲症の患者(開発コホート52例、検証コホート46例)と健康対照(各62例、30例)を対象に、アルギニン負荷コペプチン測定法の尿崩症鑑別能を前向き診断研究で検討した。 プール解析の結果、負荷後のコペプチン濃度中央値の上昇は健康成人(5.2pMから9.8pM)と原発性多飲症患者(3.6pMから7.9pM)で見られたが、尿崩症患者では軽微だった(2.1pMから2.5pM)。開発コホートと検証コホートのデータを併合したところ、負荷後60分で濃度3.8pMをカットオフ値としたときに最大93%の診断確度が得られた(感度93%、特異度92%)。検査の忍容性は良好だった。 ...