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ILDの死亡リスク、右室左室径比高値で増加

2019年8月16日  Chest

肺高血圧が疑われる間質性肺疾患(ILD)患者92例を対象に、死亡および移植リスク予測でのCT肺血管造影(CTPA)評価パラメータの関連性をコックス比例ハザード解析で検討した。右心カテーテル法で確認された肺高血圧有病率は78%だった。 単変量解析の結果、1.0以上の右室:左室径比が死亡または移植を予測したが(ハザード比3.26、95%CI 1.49-7.13、P=0.003)、侵襲的血行動態データは予測しなかった。特発性肺線維症(IPF)診断およびCTに基づくILD重症度で調節した多変量解析でも右室左室径比は独立した予測因子だった(同3.19、1.44-7.10、P=0.004)。 ...