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糖尿病発症に遺伝的リスクと食事性脂肪が関連

2019年8月16日  British Medical Journal

ゲノムワイド遺伝データと、食事性脂肪の質および2型糖尿病の発症に関する情報が得られた1970年1月-2017年2月発表の前向きコホート研究15件(10万2305例)のデータを基に、遺伝的リスクおよび脂肪の質と2型糖尿病発症との関連性をメタ解析で検討した。 その結果、リスクアレル10個増分当たりの2型糖尿病発症ハザード比は1.64(95%CI 1.54-1.75)だった。炭水化物と等カロリー置換した場合の多価不飽和脂肪(エネルギー5%当たりハザード比0.90、0.82-0.98)または総ω-6多価不飽和脂肪(1g/日増分当たりのハザード比0.99、0.97-1.00)の増加は発症リスクを低下させたが、一価不飽和脂肪の増加はリスクを上昇させた(エネルギー5%当たりのハザード1.10、1.01-1.19)。 ...