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降圧治療はQRISK2指標戦略がCVD予防効果高い

2019年8月20日  Lancet

英国臨床研究データリンクから心血管疾患(CVD)がない30-79歳のプライマリケア患者122万2670例(追跡期間中央値4.3年)のデータを用いて、血圧降下治療のための4つの戦略の適格性を後ろ向きコホート研究で比較した。 その結果、各戦略に基づく降圧治療の10年間で回避可能な心血管イベントは、2011年英国国立医療技術評価機構(NICE)ガイドラインで23万3152件(イベント1件回避当たり10年間の治療必要数28例)、2019年NICEガイドライン案で27万233件(同29例)、血圧閾値設定(140/90mmHg以上)で30万1523件(同38例)、心血管疾患10年リスク予測スコア(QRISK2スコア10%以上)で32万2921件(同27例)と推定された。 ...