医師への多角的介入で不要な検査11.4％減
2019年8月21日 専門誌ピックアップ
オランダの病院4施設の内科で、医師の意識改革を目的とした多角的介入（教育とフィードバックによる認識、研修医の監督強化、検査オーダーシステムの変更）による不要な臨床検査削減効果を質改善前後比較研究で検討した。 その結果、介入前後で、3施設では患者との接触1回当たりの臨床検査件数に統計的に有意な傾きの変化が見られ［傾きの変化：病院1 －1.55、95％CI －1.98-－1.11、P＜0.001、病院3 －0.74（－1.42-－0.07）、P＝0.03、病院4 －2.18（－3.27-－1.08）、P＜0.001］、1施設では統計的に非有意だが傾きの変化が見られた［病院2 －0.34（－2.27-1.58）、P＝0.73］。患者との接触1回当たりの臨床検査件数は、4施設で11.4％減少し、対照の19施設では2.4％増加した。 ...