強化血圧管理でのeGFR早期低下に悪影響の根拠なし
2019年8月21日
Journal of the American Society of Nephrology
収縮期血圧の強化管理と標準管理を比べたSPRINT試験の参加者を対象に、強化管理による推定糸球体濾過値(eGFR)早期低下の臨床的意義を因果媒介分析で検討した。 強化管理群(4270例)の約10.3%、標準管理群(4256例)の約4.4%にeGFR 20%以上の低下が認められた(P<0.001)。2万7849人年の追跡調査で心血管複合イベント591件が発生した。心血管複合イベントに対する強化管理の全体的効果、直接的効果および間接的効果のハザード比は、それぞれ0.67、0.68、0.99だった。全死因死亡に対する効果もほぼ同じだった。 ...
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