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転移性尿路上皮がん、化学療法と免疫療法の優劣は?

2019年8月22日  European Urology

シスプラチン治療不適応の転移性尿路上皮がん患者2017例のデータから、免疫チェックポイント阻害(免疫療法)とカルボプラチンベース化学療法の1次治療としての有効性を後ろ向きコホート研究で比較した。 傾向スコアを用いた逆確率重み付け(IPTW)調整後の全生存率(OS)は、免疫療法群の方が化学療法群よりも12カ月時は低かった(39.6% vs. 46.1%)が、36カ月時は高かった(28.3% vs. 13.3%)。免疫療法のOSは化学療法に比べて、最初の12カ月間は劣っていた(IPTW調整ハザード比1.37、95%CI 1.15-1.62)が、12カ月を超えると優れていた(同0.50、0.30-0.85)。 ...