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喘息成人発症リスク、アレルギー性疾患多いほど増加

2019年8月22日  Allergy

フィンランドの全国レジストリに登録された成人発症喘息患者1118例と性別、年齢などでマッチさせた対照者1772例を対象に、アレルギー性多疾患罹患と成人発症喘息の関連を条件付きロジステッィク回帰解析で検討した。 その結果、アレルギー性鼻炎の有病率は喘息患者群50.2%、対照群26.1%、アレルギー性結膜炎は39.6%、20.0%、アレルギー性皮膚炎は33.8%、23.5%だった。非アトピーに比べ成人発症喘息はアレルギー性疾患数が増えるに伴い増加し、1疾患に関連する調整後喘息オッズ比は1.95、2疾患で2.87、3疾患で4.26だった。成人発症喘息とアレルギー性疾患との関連は加齢に伴い低下し、50歳未満群の調整後オッズ比は3.52、50-62歳群で2.44、62歳超群で1.68だった(相互作用のP=0.002)。 ...