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骨折の遷延治癒を低線量CTに基づく仮想試験で予測

2019年8月23日  The Journal of Bone & Joint Surgery

レベルI-IIの外傷センターで脛骨骨幹部骨折患者の連続コホートを対象に、PROMs、RUSTスコアおよび低線量CT検査の骨癒合までの時間予測能を前向きパイロット試験で評価。仮想機械試験(virtual mechanical testing)でそれぞれの妥当性を比較した。 その結果、PROMsは構造的骨治癒との相関がなかった。12週時のRUSTスコアは骨癒合までの時間との相関がみられなかった(P=0.193)。CTデータに基づく患者固有の仮想捻り剛性(VTR)は、骨癒合までの時間と有意な相関を認め(P=0.005)、遷延治癒の1例(VTR=10%、36週で骨癒合)と正常に治癒したコホート(VTR>60%、癒合時間中央値19週)の症例を明確に区別した。 ...