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手術要するPOAG予測の機械学習ベースモデルを開発

2019年8月27日  専門誌ピックアップ

原発性解放隅角緑内障(POAG)患者385例の電子医療記録データを基に、外科的介入を予測する機械学習モデルを開発し、検証した。モデルには多変量ロジステッィク回帰、ランダムフォレスト、人工ニューラルネットワークを使用した。 1個抜き交差検証の結果、多変量ロジステッィク回帰を用いたモデルの手術を要する進行POAG患者識別能が最も高かった(受信者動作特性曲線下面積0.67)。平均収縮期血圧の高値は有意な手術必要性のオッズ増加と関連し(オッズ比1.09、P<0.001)、眼薬(同0.28、P<0.001)、非オピオイド鎮痛薬(同0.21、P=0.002)、抗高脂血症薬(同0.39、P=0.004)、マクロライド系抗菌薬(同0.40、P=0.03)、カルシウム拮抗薬(同0.43、P=0.03)は手術必要性のオッズ低下と関連した。 ...