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研修医執刀の長時間手術がヘルニア再修復の危険因子

2019年8月28日  Annals of Surgery

スウェーデンで初発鼠径ヘルニアの開腹修復術施行患者6万1161例を対象に、外科研修医の手術参加が術後転帰に及ぼす影響を全国レジストリベース研究で検討した。 その結果、手術時間が長い研修医執刀手術は再発による再手術リスクが高かった(ハザード比:57-72分の指導医監督下手術1.55、52-72分および72分超の非監督下手術1.60、1.72)。手術時間が短い(43分未満)専門医執刀手術でも再手術リスクが高かった(同:専門医単独手術1.63、研修医の補助ありでの手術1.58)。術後30日時合併症発生率は手術時間延長と関連し、医師の経験に関係なく発生した。 ...