透析治療の質、腎臓移植失敗によるESRD患者で不良
米国腎臓病データシステム(USRDS)登録データを用いて、腎臓移植失敗後に開始した透析12カ月間の四半期ごとの治療の質指標(quality metrics)を評価。透析開始前から腎臓専門医による腎臓病治療を受けていた末期腎不全(ESRD)患者9万6063例と腎臓移植失敗によるESRDで透析を開始した患者5528例を比較した。 その結果、腎臓病治療を受けていたESRD群に比べ腎臓移植失敗によるESRD群で12カ月時のヘモグロビン目標値達成率が10-19%、血清リン目標値達成率が6-12%、アルブミン目標値達成率が3-11%低かった。また、腎臓移植失敗によるESRD群は第一四半期での瘻使用率6%高かったが、それ以降は3-7%低かった。 ...
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