医師の燃え尽き症候群、コーチングで減少

身体・精神・社会的健康（well-being）への専門家による個別コーチングの効果を内科、家庭医療科および小児科の医師88人を対象としたパイロット無作為化試験で検討した。 その結果、6カ月後、情緒的消耗感はコーチング群で平均5.2ポイント低下し、対照群で1.5ポイント上昇した（P＜0.001）。5カ月時の情緒的消耗感高値の絶対発生率はコーチング群で19.5％低下、対照群で9.8％上昇（－29.3％、95％CI －34.0-－24.6、P＜0.001）、燃え尽き症候群の絶対発生率はコーチング群で17.1％低下、対照群で4.9％上昇した（P＜0.001）。コーチング群は対照群に比べて、生活の質（P＝0.005）およびレジリエンス・スコア（P＝0.04）が改善した。 ...