成人脳性麻痺患者で精神疾患の有病率高い

2016年のOptum Clinformatics Data Martに登録された脳性麻痺患者7348例を含む成人870万例を対象に、精神疾患有病率を横断解析で検討した。 その結果、神経発達症を併発していない脳性麻痺単独男性患者で、非脳性麻痺患者に比べて統合失調症、気分感情障害、不安障害、成人の人格および行動の障害、アルコールおよびオピオイド関連障害の年齢標準化有病率が高く、女性でもほぼ同じパターンが確認された。神経発達症群併発の脳性麻痺患者では脳性麻痺単独患者に比べアルコールおよびオピオイド関連障害以外の6精神保健障害分類の年齢標準化有病率が同等以上だった。 ...