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没入型VRゲーム、小児の視覚運動機能に顕著な影響なし

2019年9月2日  専門誌ピックアップ

4-10歳の小児50人を対象に、没入型仮想現実(VR)ヘッドセットの安全性を前向き介入前後比較試験で検討。SONY社のPlayStation VRヘッドセットを着用してファーストパーソン3Dフライトアクションゲーム(商品名:Eagle Flight) を2回行ってもらった後、視覚運動機能や姿勢安定性のベースラインからの変化を評価した。 その結果、46人(94%)の小児が、両眼矯正遠見視力(P=0.89)、屈折異常(P=0.36)、両眼眼位(P=0.90)、立体視力(P=0.45)に大きな変化なく2回のゲームセッションを終了した。60分後の姿勢安定性は平均9%の低下が見られた(P=0.06)。シミュレーター酔いアンケート(Peds SSQ)の目の不快感、頭/首の不快感、疲労、および乗り物酔いの4項目のスコアが平均4.7%増加した。後日に後遺症(フラッシュバック)を起こした小児はいなかった。 ...