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ピーナツアレルギー、好塩基球活性が持続的不応性と相関

2019年9月3日  Allergy

経口免疫療法(OIT)で持続的不応性(SU)または一過性脱感作(TD)を達成したピーナツアレルギー小児患者22例を対象に、免疫優性アレルゲンAra h 2への好塩基球の感度および曲線下面積(AUC)の変化が経口免疫療法への臨床的反応性と相関するかを単施設非盲検試験で検討した。 フローサイトメトリーで評価した結果、Ara h 2に対する好塩基球の感度はSU群でベースラインに比べ低下した(経口免疫療法後のP=0.0041、除去後のP=0.0011)。経口免疫療法開始後3カ月時の感度はSU群でTD群に比べベースラインから大きく低下し(P=0.01)、受信者動作特性(ROC)は0.84、至適倍率変化(optimal fold-change)は4.9だった。好塩基球のAUCは経口免疫療法後にSU群とTD群で同様に低下したが(P=0.4)、除去後にはTD群でのみリバウンドした(P<0.001)。 ...