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ペースメーカーによる合併症率、施設間で差

2019年9月4日  Annals of Internal Medicine

オーストラリアとニュージーランドの病院計174施設8万1304例を対象としたコホート研究で、心血管系植込み装置による合併症変動をリスク標準化合併症率で評価した。 その結果、永久ペースメーカー(PPM)6万5711例、植込み型除細動器(ICD)1万5593例の植込み施術後に8.2%が重大な合併症を呈し、標準化合併症率はICDの方がPPMより高かった(10.04% vs. 7.76%)が、全合併症の76.5%はPPMによるものだった(PPM 5098 vs. ICD 1566)。施術数25件以上の病院でリスク変動率が大きく、特にPPM植込み(96施設、標準化合併症率中央値:7.6%[範囲5.4-12.9%])および予定施術時(88施設、7.4%[4.7-13.0%])に認められた。...