1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. Spirationバルブシステム、肺気腫のFEV1有意に改善

Spirationバルブシステム、肺気腫のFEV1有意に改善

2019年9月5日  専門誌ピックアップ

重症の不均一性肺気腫患者172例を対象に、Spirationバルブシステムの効果および安全性を無作為化比較試験で検討した(EMPROVE試験)。 その結果、6カ月時の平均1秒間強制呼気量(FEV1)のベースラインからの改善度は、内科治療単独群に比べバルブシステム使用群で統計的有意に高く(群間差0.101L)、6分間歩行距離以外の全副次的有効性評価項目もバルブシステム使用群で統計的有意な改善がみられた。6カ月時の胸部の重篤有害事象発生率は、特に重度気胸の発生率増加(12.4%)により、バルブシステム使用群で内科治療単独群に比べ高かった(31.0% vs. 11.9%)。 ...