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耳管開放症に経鼓膜シリコンプラグ挿入が有効

2019年9月5日  The Laryngoscope

6カ月間以上の従来治療に不応の慢性耳管開放症患者28例を対象に、経鼓膜シリコン製プラグ挿入の有効性および安全性を前向き症例集積研究で検討した。 その結果、主要評価項目に規定した耳管開放症症状に関するpatulous eustachian tube handicap inventory-10(PHI-10)のスコアはスクリーニング時34.4±4.2、術後3カ月時6.4±9、6カ月時5.7±8.6となり、治療成功率は82.1%だった。中耳の滲出液が5例(17.2%)、鼓膜穿孔が4例(13.8%)、プラグ除去手術による耳鳴が1例で認められた。重篤な致死性の合併症は発生しなかった。 ...