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眼圧管理良好な緑内障眼、視野進行発生率23.5%

2019年9月5日  Ophthalmology

緑内障患者334例460眼を対象に、眼圧コントロールが良好な場合の視野進行の発生率および危険因子を前向きコホート研究で検討した。 平均4.3±0.8年の追跡の結果、眼圧コントロールが良好な179眼での視野進行発生率は23.5%だった。進行群と非進行群のベースラインの標準的静的視野検査(SAP)平均偏差(MD)、平均眼圧、眼圧変動幅、最高眼圧に有意差はなかった(P=0.346、0.405、0.402、0.926)。進行群の角膜可塑性(CH)および中心角膜厚(CCT)の値が非進行群よりも有意に低かった(P=0.014、0.018)。多変量解析の結果、角膜指数(正規化されたCHおよびCCTの総和)の1標準偏差低下で視野進行リスクが68%増加した(オッズ比1.68、95%CI 1.08-2.62、P=0.021)。 ...