妊娠中の高用量VD3補給で児のエナメル質形成不全予防

妊娠女性623例と産児588例を対象に、妊婦への妊娠24週から産後1週までの高用量ビタミンD3補給（2400IU/日）と児のエナメル質形成不全（MIH）の関連性を無作為化二重盲検試験の6年間の追跡調査で評価。全例が標準ケアとして400IU/日のビタミンD3補給を受けていた。 高用量群の産児で、標準ケア単独群の産児に比べ、永久歯列のエナメル質形成不全リスクが低かった（15.1％ vs. 27.5％、オッズ比0.47、95％CI 0.27-0.81）。このほか、乳歯列でも高用量群でリスクが低かった（8.6％ vs. 15.9％、同0.50、0.28-0.87）。ビタミンD3補給と齲歯に関連性は見られなかった。 ...