食道切除はハイブリッド低侵襲術でQOLへの影響少ない

食道がんに対するハイブリッド低侵襲食道切除術および開胸食道切除術後の短期および長期の健康関連QOL（HRQOL）を多施設共同非盲検無作為化第III相比較試験で検討した（MIRO試験）。 その結果、30日時の全体的なHRQOL低下に関して、特にハイブリッド低侵襲群の役割機能（ハイブリッド低侵襲群－33.33、開胸群－46.3、P＝0.0407）および社会生活機能（同－16.88、－35.74、P＝0.0003）で実質的に大きな影響はなかった。2年時で、ハイブリッド低侵襲群の社会生活機能は改善が見られたが、開胸群では低いままだった（同＋5.37、－8.33、P＝0.0303）。 ...