思春期特発性側弯症に夜間装具Providence Braceが有効

思春期特発性側弯症（Cobb角20-45°）で、以前に治療経験がなく、成長の可能性が残る患者124例を対象に、Providence Braceの夜間8時間使用の有効性を検討。治療中、治療後6カ月、12カ月の立位X線像を評価した。 その結果、124例中80例が装具療法を終了し追跡可能であった。平均装具矯正率は82％であり、9例に側弯の進行が見られた。患者の89％がProvidence Brace（夜間）療法に成功した（Boston Braceによるフルタイムの療法に匹敵）。Cobb角20-29°の患者で88％、同30-39°の患者で93％、同40-45°の患者で77％が矯正された。80例中5例（4例は進行、1例は審美上の理由）に手術を施行した。 ...