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肥満者の飛行機搭乗、適正診断には低酸素検査が適切

2019年9月9日  Chest

肥満者21例を対象に、歩行テストと低酸素検査(HCT)の航空機旅行適正診断能を前向き試験で比較。機内低酸素状態の基準は酸素飽和度90%未満とした。 その結果、13例(うち9例が慢性閉塞性肺疾患有病者)に機内低酸素状態が確認された。機内低酸素状態の患者群を有意に識別した検査はHCTのみで、ROC曲線下面積(AUC)は0.87だった。5m歩行テストおよび6分間歩行テストのいずれもチャンスレベルを著しく上回る予測はできず、AUCは0.63、0.64だった。Borg尺度で評価した6分間歩行テスト後の主観的呼吸困難評価結果の予後予測能は高く、AUCは0.80だった。 ...