アトピーへのデュピルマブ、臨床検査値から安全性確認
2019年9月9日
British Journal of Dermatology
中等症ないし重症アトピー性皮膚炎患者を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験3件[LIBERTY AD SOLO 1および2試験(1376例)、LIBERTY AD CHRONOS試験(740例)]の臨床検査結果からデュピルマブの安全性を検討した。 その結果、デュピルマブ群はプラセボ群に比べて、血小板および好中球のベースラインからの軽度低下を示した。デュピルマブ群の一部の患者でわずかに一過性の好酸球増加を認めた。グレード3の好酸球増加症は両群とも1%未満に報告されたが、好酸球増加症に関連する有害事象はなかった。全試験で、デュピルマブ投与期間中に乳酸脱水素酵素が低下が見られた。他の検査パラメータにデュピルマブに起因すると考えられる臨床的に意義のある変化は見られなかった。 ...
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