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長距離歩行後のcTnI濃度高値で死亡リスク増加

2019年9月10日  専門誌ピックアップ

長距離歩行者725人を対象に、運動後の99パーセンタイルを上回る心筋トロポニンI(cTnI)濃度増加(0.040μg/L超)と臨床転帰の関連を検討。被験者は平均61歳(54-69歳)で、30-55kmを8.3時間かけて歩き、最大心拍数は68±10%だった。 その結果、運動後にcTnI濃度の増加が見られ(P<0.001)、9例(1%)が0.040μg/L超だった。追跡期間43カ月時の主要複合評価項目(死亡および主要有害心血管イベント)発生率は、運動後cTnI濃度0.040μg/L以下群で7%(log rank検定のP<0.001)、0.040μg/L超群で27%だった(調整後ハザード比2.48、95%CI 1.29-4.78)。 ...