低線量CTによる肺がんスクリーニング施行患者1890例のデータを基に、低線量CTの実効線量を推定する線積分線量(DLP)を用いた男女別の変換係数(k値)を後ろ向き試験で検討した。 その結果、全例の平均k係数は0.0179 mSv・mGy-1・cm-1で、これまで低線量CTに適用されてきた胸部CTの標準k係数(0.014)よりも22%高かった(P<0.001)。多変量モデルで推算すると、男女別のk係数は男性0.0149、女性0.0213となり、女性の方が3%高かった(P<0.001)。 ...
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