慢性咳嗽のorvepitant、咳頻度を有意に改善

慢性難治性咳嗽（CRC）患者13例を対象に、脳浸透性ニューロキニン-1（NK-1）拮抗薬orvepitantの4週間治療の有効性および安全性を第II相非盲検試験で検討した（VOLCANO-1試験）。ベースライン時の日中の平均咳頻度は71.4回/時間だった。 主要評価項目に規定した4週時の日中の平均咳頻度のベースラインからの低下量は18.9回/時間（P＜0.001）で、統計的および臨床的に有意な26％の改善を示した。効果は1週時に現れ（ベースラインからの低下量27.0回/時間、P＝0.001）、治療終了後（8週時）も持続した（同20.4回/時間、P＝0.020）。重症度の視覚的アナログ尺度スコアおよび咳特異的QOLスコアも有意に改善した。orvepitantの安全性および認容性も良好だった。 ...