腹腔鏡下腹壁ヘルニア修復、一次筋膜閉鎖でQOL改善
2019年9月11日
Annals of Surgery
腹腔鏡下腹壁ヘルニア修復術(LVHR)施行患者129例を対象に、一次筋膜閉鎖(PFC)とブリッジ修復(bridged repair)による患者のQOL改善効果を多施設共同盲検無作為化試験で比較した。QOLはヘルニア特化型調査(hernia-specific survey:範囲1~100、ポイントが高いほど良好)で評価した。 その結果、追跡調査期間中央値24カ月時で、LVHR-PFC群患者のQOL改善度はブリッジ修復群と比べて平均12ポイント高かった(QOL改善:41.3±31.5 vs. 29.7±28.7、P=0.047)。手術部位有害事象(血腫、漿液腫、手術部位感染、創傷裂開)の発生、内臓脱出、ヘルニア再発に両群間で差はなかった。 ...
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