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膵腺がんの病期診断は検索リンパ節多いほど正確

2019年9月13日  Annals of Surgery

米国の監視・疫学・最終結果(SEER)-18プログラムおよびオランダの全国がんレジストリ(NCR)に登録された切除術を施行したI-II期膵腺がん患者1万6241例を対象に、検索リンパ節(ELN)数と病期分類の精度および生存率の関連を集団ベースコホート研究で検討した。 その結果、SEERおよびNCRの両コホートで、ELN数の増加に伴いリンパ節転移陰性から陽性への病期移行の有意な比例的増加(ELN数の1増加当たりオッズ比1.05、1.10)および生存率の改善が見られた(ELN数1個増加当たりのハザード比0.98、0.98)。患者、腫瘍および治療因子による層別化のほとんどで、病期移行と生存率の関連が有意性を維持していた。カットポイント解析でのNLSの最小閾値は11、至適閾値は19となり、内的(SEER)および外的(NCR)妥当性が確認された。 ...