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eluxadoline、下痢型過敏性腸症候群に有効性示す

2019年9月16日  専門誌ピックアップ

ロペラミドによる治療で症状コントロールが不十分な下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)成人患者346例を対象に、eluxadolineの有効性および安全性を第IV相試験で検討した(RELIEF試験)。 その結果、日次記録した最も強い腹痛(WAP)の40%以上改善および便の性状に関するBristol Stool Scaleスコア5未満と規定した複合評価項目の12週時達成率はeluxadoline群22.7%、プラセボ群10.3%で(P=0.002)、個々の評価項目の達成率もeluxadoline群の方が有意に高かった(P=0.01、0.02)。有害事象発生率は両群で同等で、重篤な治療関連有害事象、オッディ括約筋の痙攣および膵炎の報告はなかった。 ...