大気汚染物質への長期曝露、肺気腫の増加と関連
2019年9月16日 Journal of the American Medical Association
米国の6大都市圏で成人7071人を対象に、大気汚染物質［オゾン（O3）、微小粒子状物質（PM2.5）、窒素酸化物（NOx）、黒色炭素］への長期曝露と肺気腫化（CT画像で－950HU未満の領域の割合）および肺機能との関連をコホート研究で検討した。 追跡期間中央値10年で、ベースラインの肺気腫率中央値3％で、10年当たり平均0.58％ポイント増加した。ベースラインの大気中汚染物質濃度に10年当たりの肺気腫率増加と有意な関連（O3：3ppb当たり0.13、PM2.5：2μg/m3当たり0.11、NOx：10ppb当たり0.06、黒色炭素：0.2μg/m3当たり0.10）、追跡期間中のO3およびNOx濃度に肺気腫率増加との有意な関連を示した。 ...