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CKD貧血の持続型ESA、短時間作用型ESAに非劣性示す

2019年9月17日  専門誌ピックアップ

貧血を伴う慢性腎臓病(CKD)患者2818例を対象に、長時間持続型赤血球造血刺激因子製剤(ESA)メトキシポリエチレングリコールエポエチンβの心血管安全性および全死亡率を無作為化非劣性試験で短時間作用型ESAと比較した。 修正intention-to-treat解析の結果、追跡期間中央値3.4年での主要複合評価項目(全死亡、非致死性心筋梗塞または非致死性脳卒中)発生率はメトキシポリエチレングリコールエポエチンβ群45.4%、短時間作用型ESA(エポエチンα/βおよびダルベポエチンα)群45.7%だった。ハザード比が1.03(95% CI 0.93-1.15)となり、非劣性マージン1.20を下回ったため、メトキシポリエチレングリコールエポエチンβの非劣性が示された(非劣性のP=0.004)。 ...