1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 大量喫煙者のCVDリスク、禁煙5年後も非喫煙者より高い

大量喫煙者のCVDリスク、禁煙5年後も非喫煙者より高い

2019年9月17日  Journal of the American Medical Association

フラミンガム心臓病研究の参加者8770例(オリジナルコホート3805例、次世代コホート4965例)を対象に、禁煙年数と心血管疾患(CVD:心筋梗塞、脳卒中、心不全、心血管死)リスクとの関連を後ろ向き解析で検討。主解析は両コホート(プールコホート)を対象とし、大量喫煙者(20箱・年以上)に限定して実施した。 その結果、現喫煙者と比較した元喫煙者のCVD発症率が禁煙後5年以内で有意に低下した(1000人年当たりの発症率:現喫煙者11.56 vs. 禁煙5年以内の元喫煙者6.94、差-4.51、ハザード比0.61)。非喫煙者と比較して、元喫煙者は禁煙後10-15年でCVDリスクの有意な上昇が見られなくなった(1000人年当たりの発症率:非喫煙者5.09 vs. 禁煙10-15年未満の元喫煙者6.31、差1.27、ハザード比1.25)。 ...