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STAT3変異高IgE症候群でメモリーB細胞頻度が一部低下

2019年9月18日  Allergy

STAT3遺伝子変異による高IgE症候群(STAT3-HIES)患者を対象に、STAT3シグナル伝達によるB細胞反応への影響を検証した。 その結果、患者群のリンパ節で正常な胚中心構造および傍皮質での常在性CD138陽性血漿細胞が認められ、IgE、IgGおよびIgMの発現が見られた。IgE陽性血漿細胞は患者群の骨髄に豊富に存在した。in vitro評価で、CD40LおよびIL-4の刺激によるナイーブB細胞の増殖度は患者群と健常対照群で同等だったが、IL-21への反応は患者群の方が低かった。患者群の末梢血でIgE陽性メモリーB細胞の頻度が増加したが、IgG4陽性細胞以外のその他のメモリーB細胞の頻度は低下した。 ...