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白内障術後の眼内炎発症、若年と同時手術が危険因子

2019年9月20日  Ophthalmology

2013-17年の米国眼科学アカデミーIRIS®レジストリーデータベースを基に、白内障手術を受けた患者540万1686例(854万2838眼)の術後30日以内の急性発症型術後眼内炎発生率と視力の転帰を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、眼内炎の発生率は0.04%で、0-17歳で最も高く(5年発生率0.37%)、次いで18-44歳で高かった(同0.18%、P<0.0001)。白内障手術と別の手術の同時施行例では、眼内炎の発生率が単独施行例より4倍高かった(0.20% vs. 0.04%)。術後3カ月時の平均視力は眼内炎発症群20/100、非発症群20/40だったが、発症群でも44%は20/40以上を達成していた。 ...