CIN 2/3の円錐切除術、不完全切除で残存/再発リスク増
2019年9月24日 専門誌ピックアップ
子宮頸部上皮内腫瘍グレード2または3（CIN 2/3）に対する円錐切除術を受けた女性991例を対象に、CIN2＋残存/再発の長期リスクを前向き研究で検討した。 その結果、中央値10年（最長16年）の追跡で、切除断端陽性/不明の女性は陰性女性に比べて、潜在的交絡因子で調整後のCIN 2＋残存/再発リスクが高かった（ハザード比2.67、95％CI 1.81-3.93）。併存疾患（自己免疫疾患、HIV感染など）も有意な独立予測因子だった。追跡期間中に高リスク型ヒトパピローマウイルス（HPV）陽性で断端陽性/不明だった女性は、高リスク型HPV陽性で断端陰性の女性よりも有意にCIN 2＋残存/再発リスクが高かった。 ...