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多発外傷後1年の医療画像検査による発がんリスク

2019年9月25日  The Journal of Bone & Joint Surgery

外傷重症度スコア(ISS)16以上の多発外傷患者2394例を対象に、外傷後1年の画像検査での放射線被曝量と関連致命的発がんリスクを推定。国際放射線防護委員会(ICRP)勧告を基に患者の年齢と性別で発がんリスクをモデル化した。 その結果、平均ISSは28.66、平均総放射線被爆量は30.45mSv、115例(4.8%)が100mSv以上の放射線に被爆していた。全体で、外傷患者の医学的放射線被爆に関連があるあらゆる種類の致命的発癌リスクは平均3.56%だった。受傷後1年の放射線画像検査の結果として、85例が生涯にがんを発症することが予想された。ISSおよび外傷領域で被曝レベルが予想された。 ...