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DPP-4iで新規2型糖尿病患者の膵疾患リスク上昇

2019年9月26日  専門誌ピックアップ

新規2型糖尿病(DM)患者3万3208例を対象に、ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬(DPP-4i)による膵疾患リスクを韓国の集団ベースコホート研究で検討した。 その結果、DPP-4i新規使用者は10218例、残りの22990例は他の抗糖尿病薬の新規使用者だった。DPP-4iによって薬物使用潜在遅延期間として設定した6カ月間で膵炎および膵臓がんリスクが有意に増加した(膵炎の調整後ハザード比1.24、P=0.037、膵臓がんは同1.81、P=0.009)。ただし曝露期間に応じたリスク増加傾向は認められず、逆因果関係の可能性も示唆されるため、DPP-4iの長期膵安全性をさらに検討する必要がある。 ...