高用量ビタミンD補給で骨密度低下
2019年9月26日 Journal of the American Medical Association
55-70歳の骨粗鬆症のない健常成人311例をビタミンD3摂取量400I/日U群、4000IU/日群、10000IU/日群に割り付け、ビタミンD補給が骨密度（BMD）および骨強度に及ぼす用量依存効果を3年間の二重盲検無作為化試験で検討した。 その結果、骨密度に有意なグループと時間に相互作用が認められた。試験終了時の橈骨の骨密度は、400IU/日群に比べて4000IU/日群（－3.9mgHA/cm3）および10000IU/日群（－7.5mgHA/cm3）で低下していた。脛骨の骨密度の400IU/日群との差は、4000IU/日群－1.8mgHA/cm3、10000IU/日群－4.1mgHA/cm3だった。骨強度に有意差は見られなかった（橈骨P＝0.06、脛骨P＝0.12）。 ...